【プリウス】VS【 シエンタ】価格・大きさ・燃費など気になる点を徹底比較!

比較

※プリウスとシエンタはそれぞれ新モデルが発売されていますが、旧モデルも中古車市場等で非常に人気が高いため、そのまま掲載しております。

少しでも参考になれば幸いです。

【トヨタ プリウス】を検討する際、後席に人を乗せる機会が多いと比較対象になってくるのが同じトヨタから発売されている【トヨタ シエンタ

アクアと同じ、プリウス譲りの1.5Lハイブリッドシステムを搭載した3列シートのコンパクトミニバン

最近2列シート仕様が追加されトールワゴンとしても選べる車となったシエンタ。

日本の道路事情にマッチした5ナンバーサイスでありつつも広々とした室内空間とスライドドアなどユーティリティーの高さが魅力的なクルマです。

 

ここではプリウスシエンタを比較していきます。

Contents

【プリウス】VS【シエンタ】価格について

引用:https://toyota.jp/sienta/

シエンタは同じくトヨタから発売されている「アクア」と同じプラットフォームを使って開発されたユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバンです。

アクアと同系列のデザインに、それまでのトヨタ車とミニバンの概念を打ち破るアクティブで機能的な内外装デザイン低床フラットフロアによる高効率パッケージによる広々室内空間と優れた乗降性、大開口ラゲッジドアにより様々な荷物を積み込めるユーティリティーの高さを実現した新世代コンパクトミニバンとして人気のあるクルマです。

コクピット周りなどプリウスともアクアとも異なるテイストとなっており、アクアの兄弟車とは思えない雰囲気があり、カップホルダーやアッパーボックスなど豊富な収納スペースはミニバンらしくとても便利になっています。

引用:https://toyota.jp/sienta/

 

2列目シート下にダイブイン格納される3列目シートは「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」や直接競合となる「ホンダ フリード」の跳ね上げ式格納に比べて3列目格納時に目立ってしまう事も無く、広々としたラゲッジスペースとなっているなど様々な工夫が施されています。

また「ホンダ フリード+」の直接的なライバルとなる2列シート仕様が追加されたことでフラットな大空間ラゲッジスペースを備えたトールワゴンとして選ぶことも出来るようになりました。

引用:https://toyota.jp/sienta/

またTWO TONEも選べる、個性あふれるカラーバリエーションが豊富に取り揃えられておりディーラーオプションとして用意されているプリウス顔負けの豊富なアクセサリーパーツ類を組み合わせることで個性的なカスタマイズが可能であることも魅力的です。

 

これら、クラスを超えた使い勝手の良い魅力的なシエンタにはアクアと同じハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド仕様が用意されています。

基本的にプリウスと同系統のシステムとなっていますが、プリウスと大きく異なるのがシフトレバー

プリウスでは特殊なセレクト式シフトレバーとなっていますがアクアと同じく一般的なAT車と同じゲート式シフトレバーとなっています。

引用:https://autoc-one.jp/hikaku/2361585/

 

ここからはシエンタハイブリッドグレードと価格を紹介していきます。

○シエンタ ハイブリッド グレード一覧

グレード 乗車人数 メーカー希望
小売価格
G Cuero 7人 2,532,600円
7人 2,380,320円
FUNBASE G 5人 2,340,360円
X 7人 2,226,960円
FUNBASE X 5人 2,187,000円

最廉価グレードは5人乗り仕様【FUNBASE X】プリウスの最廉価グレード【E】との価格差は約23万円7人乗り仕様【X】約20万円の差となります。

【G】【X】共に5人乗り仕様【FUNBASE】との価格差は約4万円となります。

【X】【FUNBASE X】は「Toyota Safety Sense」がメーカーオプション(43,200円)、【G】【FUNBASE G】では標準搭載となっています。

各グレード共にスチールホイール(樹脂キャップ付)となりメーカーオプションでアルミホイールが用意されています。

上位グレードである【G】【FUNBASE G】【X】【FUNBASE X】の約15万円UP「Toyota Safety Sense」が標準装備されドアミラーがオート電動格納式に、ステアリングホイールが本革巻き、そしてクルーズコントロールが装備されるなど装備が充実します。

最上位グレードの【G Cuero】ヘッドランプがプリウスと同じ「Bi-Beam LED」となりシートが合成皮革になるなどさらに装備が充実し高級感が向上しています。

 

注意点としてはシエンタに用意される「Toyota Safety Sense」はプリウスと名称こそ同じではありますが、プリウスとは異なり全車速追従機能付レーダークルーズコントロールは装備されない1世代古い形式「Toyota Safety Sense C」となります。

【X】【FUNBASE X】以外に装備されるクルーズコントロールはプリウスとは異なり先行車に追随しない一定車速での走行機能のみとなります。

 

次に、プリウスと価格比較してみましょう。

○プリウス グレード一覧

グレード 駆動方式 メーカー希望小売価格
Aプレミアム ツーリングセレクション 2WD 3,199,745円
E-Four 3,394,145円
2WD 3,107,455円
E-Four 3,301,855円
ツーリングセレクション 2WD 2,926,800円
E-Four 3,121,200円
2WD 2,777,563円
E-Four 2,971,963円
ツーリングセレクション 2WD 2,628,327円
E-Four 2,822,727円
2WD 2,479,091円
E-Four 2,673,491円
2WD 2,429,018円

 

売れ筋グレードである【FUNBASE G】(5人乗り)と【G】(7人乗り)とプリウスの売れ筋グレード【S】「Toyota Safety Sense」を追加したものと比較してみます。

参考に同グレードのアクアも併記します。

価格比較表

プリウス S 2,479,091円
Toyota Safety Sense P 86,400円
2,565,491円
優遇額 -113,900円
2,451,591円
シエンタ FUNBASE G 2,340,360円
優遇額 -107,400円
2,232,960円
G 2,380,320円
優遇額 -106,500円
2,273,820円
アクア 2,052,000円
優遇額 -99,300円
1,952,700円

【G】約22万円【FUNBASE G】約18万円の価格差となります。

アクアとは約32万円、約28万円とプリウス以上に価格差が開きます

車体がアクアより大きくなっている事とパワースライドドアになっているなど装備の差が価格上昇の要因です

価格差を考慮するとアクアよりもシエンタ ハイブリッドの方がプリウスとの競合になってくるでしょう。

プリウスよりエンジン出力が劣りはしますが、プリウスよりも背が高くて乗り降りしやすいなどの美点がある上、プリウスよりも20万円安い。

そしてプリウスと同じく全トヨタ販売店での取扱いなので直接比較・試乗しやすいのも比較しやすい事も競合となり得る要因です。

【プリウス】VS【シエンタ】大きさってどんな感じ?

引用:https://toyota.jp/sienta/

次に、大きさを比較していきます。

○外寸

プリウス シエンタ アクア
Crossover
全長 (mm) 4,540 4,260 4,050 4,060
全幅 (mm) 1,760 1,695 1,695 1,715
全高 (mm) 1,470 1,675 1,455 1,500
ホイールベース (mm) 2,700 2,750 2,550
車両重量 (kg) 1,310~1,390 1,380 1,060~1,100 1,100

○内寸

プリウス シエンタ ハイブリッド アクア
7人乗り 5人乗り
室内長 (mm) 2,110 2,535 1,900 2,015
室内幅 (mm) 1,490 1,470 1,490 1,395
室内高 (mm) 1,195 1,280 1,175
荷室長 (mm) 890 300 860~960 722
荷室幅 (mm) 1,390 1,260 946
荷室高 (mm) 715 1,085 1,070 810
荷室容量 (L) 502 152~172 551~821 299~305

○側面図・上面図(前輪位置合わせ 赤線がプリウス)

外寸はプリウスと比較すると一回りコンパクトとなっていますが、高さ200mm高くなっています。

全長はプリウスより300mm短く、アクアより200mm長くなっておりプリウスと比べると後方感覚は掴みやすく視界の高さと合わせて狭い路地や細い道では運転しやすいでしょう。

引用:https://toyota.jp/sienta/

引用:https://toyota.jp/sienta/

内寸を比較していくと室内幅プリウスと同等となっており室内高95mm高くなっておりヘッドクリアランスに余裕があります。

引用:https://toyota.jp/sienta/

着座位置は側面図を見ていただくとよくわかりますがプリウスよりも高くなっており運転席からの視界はプリウスよりも高くて見晴らしが良くなっています。

高い、といっても「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」などのミニバンと比較するとボンネットの長さや位置関係など従来のコンパクトカーやセダンに近い印象となっており、高すぎず低すぎない、という印象です。

2列目・3列目と段々と高くすることで後ろの席に座っても広い視野を確保する工夫がされています。

2列目シートはミニバンらしくリクライニング機構付ですので

7人フル乗車時では流石に足元スペースの余裕が無くなりますが、プリウスと同等のホイールベースを活かしてプリウスよりも広々とした室内空間となっています。

引用:http://www1.corolla-kyoto.com/lp/sienta/

走行用バッテリーがプリウス・アクアが後部座席下に収まっているのに対し、シエンタでは2列目シートの足元フロア下に搭載しており、2列目シート下は3列目シートの収納スペースとなっています。

このおかげで競合である「ホンダ フリード」の跳ね上げ式格納よりも横幅のある荷室スペースの横幅を確保出来るようになっていますがシートの厚みが薄めで乗り心地は劣るという欠点があります。

それでも2列目シートをワンタッチで折りたたむことが出来るので3列目にアクセスしやすくなっているので3列目を使いやすくなっています。

3列目シート着座時には2列目シート下に爪先を入れる形で座るので意外と広々としていますが大人が座ると膝前の余裕は無いので子供メインでの利用が良いでしょう。

引用:https://gazoo.com/article/guide/151216_7.html

荷室7人乗りフル乗車時には172Lと多くの荷物を載せるのは厳しいですが買い物の荷物やベビーシートなどを載せるのには充分なスペースとなっており、軽トールワゴンよりは荷物が載せやすいスペースです。

3列目シートを格納して5人乗りとして利用する場合には5人乗り仕様に近い荷室スペースが確保出来ます。

引用:https://toyota.jp/sienta/

フル格納時には2列目シート格納スペースの関係上、5人乗り仕様よりも短い荷室長となります。

引用:https://toyota.jp/sienta/

5人乗り仕様では高さを活かしてワゴンとして多くの荷物を載せることが出来、後部座席を格納すればフルフラットな荷室となります。

荷室長2,065mmという長さと1,000mmを超える荷室高を活かしてディーラーオプション。の「ラゲージテーブル」を併用して車中泊に利用する事も出来ます。

引用:https://toyota.jp/sienta/

引用:https://toyota.jp/sienta/

引用:https://toyota.jp/sienta/

また5人乗り仕様ラゲッジデッキサイドには「ユーティリティホール」が計18個設置されており、ディーラーオプションのユーティリティフックシステムバーと組み合わせることで、さまざまなアクティビティ用途に利用出来るなど一般的なワゴン以上のユーティリティーの高さはプリウスには真似出来ません。

引用:https://toyota.jp/sienta/
引用:https://toyota.jp/sienta/

 

ゴルフバッグ3個収納可能となっておりプリウス4個収納出来る事を思うと残念な点ですが、横幅が130mm短く横積みが難しいためで高さを活かしてプリウスでは難しい人数分のキャディバッグを同時に載せることが可能であり3人でのゴルフは充分熟してくれます。

引用:https://toyota.jp/lifestyle/golf/load/

他にも大開口ラゲッジドア1,000mmを超える荷室高を活かしてプリウスでは難しい、高さのある荷物を収納出来るのは流石です。

引用:https://toyota.jp/sienta/

【プリウス】VS【シエンタ】燃費の違いについて

最後に燃費を比較していきます。

 

上記の通り、アクアと同じハイブリッドシステムを搭載するシエンタハイブリッド

同ユニットでアクアより約300kg重い車体を動かすため、燃費は28.8km/L(JC08モード)とプリウス・アクアと比較して大幅に劣ります。

 

それでも競合である「ホンダ フリード ハイブリッド」の27.2km/L上回る低燃費性能を誇ります。

実燃費ではどうでしょう。

シエンタハイブリッドで公開されている新燃費基準「WLTCモード」を併記して比較していきます。

プリウス シエンタ アクア
カタログ燃費(JC08モード) 37.2~40.8km/L 28.8km/L 34.4~38.0km/L
カタログ燃費

(WLTCモード)

22.8km/L
市街地モード 22.7km/L
郊外モード 23.9km/L
高速道路モード 22.1km/L
実燃費 一般道 20~28km/L 15~21km/L 25~27km/L
高速道 28~30km/L 19~22km/L 27~29km/L
平均 22~26km/L 17~19km/L 24~28 km/L

 

大凡JC08モードの7割程度の燃費となり、WLTCモードでは走行モードによって差が開きますが概ね9割程度とJC08モードよりも実燃費に近い値となっています。

プリウスと比較するとやはり厳しい値となってしまっています。

重量があるので不利であることが一番の要因でしょうが、プリウスが最新のハイブリッドシステムを搭載している事もプリウスが優位な点でしょう。

 

車重に対し排気量・パワーが劣るため、高速道路など高速域での走行ではプリウスと比較してエンジン回転数が上がる機会が多くなり、80km/hでの定速運転を心懸けて急加速など加減速を控えるようにしないと燃費は一気に悪化し、ガソリンモデルと大差ない燃費になる事もあるようです。

実燃費を向上させるのにはプリウスと同じく回生ブレーキを多用して回生充電をしてモーター稼働時間を増やしていくのが良いです。

車重がある分、回生ブレーキによるエネルギー回収量は多くなりますので上手く回生ブレーキを使えばWLTCモード燃費に近づける事が容易に出来ます。

 

今回はジャンルの異なるシエンタハイブリッドと比較してみました。

ファミリー層での乗車を目的する場合には乗り心地が良くロングドライブでも疲れが少ないプリウスと、広々とした室内空間で7人乗り仕様では普段は5人以下、いざという時には7人乗車と使い分けが出来るシエンタハイブリッド。

リアドアがスライドドアなので狭い駐車場などでのドアの開閉がしやすいなどプリウスには無い魅力が多くあります。

 

プリウスと同じ全トヨタ販売店での取り扱いであるため並んで展示されている場合もあり、実際にディーラーに行くと目に止まりやすくて購入を検討する際には比較対象になりやすいと思います。

 

プリウスには走行性能と低燃費性能、シエンタハイブリッドにはコンパクトサイズとユーティリティー、それぞれに美点があります。

いざ購入となった際にはどちらがより使用目的に合っているのか悩むと思います。

同じディーラーでの取り扱いですので展示車での比較と実際に試乗した上で比較検討していくと良いでしょう。

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