トヨタ 新型【プリウス】のボディカラーラインナップや、おすすめのカスタマイズパーツはどのようなものが設定されているのでしょうか。
2023年1月に約8年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われた新型プリウスですが、歴代モデルのプリウスと言えば定番のボディカラーから、環境に配慮したハイブリッド車らしく地球や自然を連想させる色が設定されるなど、カラフルなカラーラインナップが特徴です。
また、歴代モデルのプリウスと言えばカスタマイズパーツの多さから、よりスポーティーな外観に変化させられる点も特徴の1つとして挙げられるため、新型モデルではどのような外装アクセサリーが設定されているのか興味を持っている方も多いはずです。
そこで今回は、新型プリウスに設定されるボディカラーラインナップやおすすめのカスタムパーツの紹介などを中心に、新型プリウスとボディカラーやカスタマイズパーツについて解説をしていきます。
Contents
新型【プリウス】ボディカラーラインナップ
トヨタ【プリウス】と言えば、1997年12月に世界初の量産型ハイブリッド車として販売が開始され、排出ガスの低減を目的として世界の自動車業界に大きな影響を与えた車です。
2003年9月に販売が開始された2代目モデルからは、ボディサイズが3ナンバー車規格となり、これ以降のモデルでは地球や自然を連想されるボディカラーに加え、レッド系やライム系などビビッドなボディカラーが設定される点も歴代モデルの特徴と言えます。
2023年1月には、歴代モデルの好評を受け約8年ぶりに5代目となるフルモデルチェンジが行われ先代モデルと比べ、よりスポーティーでスタイリッシュなデザインに変更された点も大きな話題となりましたが、モデルチェンジが行われた車種と聞くと、どのようなボディカラーが設定されているのか興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
特に、プリウスの場合はフルモデルチェンジによって独特の新色が設定されるケースも珍しくありませんので、まずは新型プリウスに設定されるボディカラーラインナップを、色見本で紹介していきます。
フルモデルチェンジが行われた5代目となる新型プリウスには、現在8種のカラーが設定されており各色の特徴を紹介していくと
- アッシュ
特徴:新型モデルで採用された新色で、光の加減により見え方が異なるグレー系カラー
- ダークブルー
特徴:やや色トーンが落とされ、落ち着きのあるブルー系カラー
- プラチナホワイトパールマイカ(有料色:+33,000円)
特徴:どちらかと言うと、純白に近いパール系ホワイトカラー
- マスタード
特徴:スポーツ車を連想させる発色の良いイエロー系カラー
- エモーショナルレッドII(有料色:+55,000円)
特徴:ボディデザインにマッチした、スタイリッシュさが売りのレッド系カラー
- アティチュードブラックマイカ
特徴:光輝材によって淡く光り、力強さと高級感が演出されたブラック系カラー
- スーパーホワイトII(法人向けグレード専用)
特徴:光輝材が含まれないことから、ほぼ純白となるホワイト系カラー
- シルバーメタリック(法人向けグレード専用)
特徴:ボディの凹凸やデザインの濃淡がハッキリと出るシルバー系カラー
の全部で8種がラインナップされています。
このうち、ホワイト系カラーのプラチナホワイトパールマイカとレッド系カラーのエモーショナルレッドは、特別塗装に設定される事からメーカーオプション扱いの有料色となりますが、他のカラーについては無料の標準色となる点が特徴です。
また、新型プリウスに設定される全8種のボディカラーのうち、スーパーホワイトIIとシルバーメタリックについては、法人向けの販売となるXグレード専用色に設定されており、一般販売となるGやZグレードでは選択する事ができませんので覚えておく必要があります。
加えて、一般販売向けとなるGグレードではエモーショナルレッドIIとダークブルーが、サブスクリプションサービスとなるKinto専用のUグレードでは、マスタードを選択する事ができませんので注意が必要です。
イメージしやすい様に、新型プリウスで選択が可能なグレードを一覧表にまとめていくと、
一般向けグレードの場合は
カラー名/グレード | Z | G | U |
アッシュ | 〇 | 〇 | 〇 |
ダークブルー | 〇 | × | 〇 |
プラチナホワイトパールマイカ | 〇 | 〇 | 〇 |
マスタード | 〇 | 〇 | × |
エモーショナルレッドII | 〇 | × | 〇 |
アティチュードブラックマイカ | 〇 | 〇 | 〇 |
スーパーホワイトII | × | × | × |
シルバーメタリック | × | × | × |
法人向けグレードの場合は
カラー名/グレード | X |
アッシュ | × |
ダークブルー | × |
プラチナホワイトパールマイカ | × |
マスタード | × |
エモーショナルレッドII | × |
アティチュードブラックマイカ | × |
スーパーホワイトII | 〇 |
シルバーメタリック | 〇 |
と、それぞれ設定されており新型プリウスではグレードによって、選択可能なボディカラーが異なりますので覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、自動車のボディカラーと言えばどの色が人気となるのか気になるところですが、これは購入を行う地域や販売店などによっても異なるため、一概にどの色が人気と言うのは断言することができません。
ただし、メーカーや一部の店舗を合わせた人気カラーランキングの一例としては
- 第1位:プラチナホワイトパールマイカ
- 第2位:アティチュードブラックマイカ
- 第3位:アッシュ
が、人気カラーランキングの目安となりますので1つの参考にして下さい。
追加されたPHEVモデルのボディカラーラインナップ
先述した通り、フルモデルチェンジが行われた新型プリウスには現在のところ、全部で8種のボディカラーがラインナップされていることが分かりました。
また、新型モデルの発売から2ヶ月が経過した2023年3月には、従来型のハイブリッドモデルに加えPHEV(プラグインハイブリッド)モデルも追加グレードとして販売が開始されています。
このPHEVモデルは、従来型のハイブリッドシステムに加えて外部電源から充電を行いモーターのみで走行できる点が大きなポイントとなり、先代型ではハイブリッドモデルとPHEVモデルで、異なった外観デザインやボディサイズを採用していた点が特徴です。
さらに、先代型では異なる外観デザインであった事から採用されるボディカラーのラインナップも、それぞれ別になると言う点が特徴でしたが、新型モデルではハイブリッドモデルとPHEVモデルで共通の外観デザインとボディサイズとなった点も特徴の1つとして挙げられます。
では実際に、PHEVモデルではどのようなボディカラーが設定されているのか気になるところですが、先に触れた通り、新型プリウスのPHEVモデルはハイブリッドモデルとデザインが共通化されており、設定グレードは最上位モデルとなるZのみとなります。
このため、外観部分に関してはリヤ部分がクリヤテールとなり標準装着ホイールのデザインが異なると言う違いはあるものの、設定されるボディカラーはハイブリッドモデルのZグレードと同じく
カラー名/グレード | Z | G | U |
アッシュ | 〇 | 〇 | 〇 |
ダークブルー | 〇 | × | 〇 |
プラチナホワイトパールマイカ | 〇 | 〇 | 〇 |
マスタード | 〇 | 〇 | × |
エモーショナルレッドII | 〇 | × | 〇 |
アティチュードブラックマイカ | 〇 | 〇 | 〇 |
スーパーホワイトII | × | × | × |
シルバーメタリック | × | × | × |
の全部で6種が選択可能となっていますので、覚えておくと良いでしょう。
このように、フルモデルチェンジが行われた新型プリウスには、現在のところ合計で8種のボディカラーがラインナップされており、グレードによって選択できる色が異なる特徴がありますので、紹介した色見本を参考に好みの色を見つけてみて下さい。
新型【プリウス】おすすめカスタマイズ
新型プリウスには現在のところ全部で8種のボディカラーがラインナップされており、グレードによって選択可能ない色が異なる事が分かりましたが、フルモデルチェンジが行われた車種と言えば、外装のカスタマイズパーツはどのようになっているのか興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
特に、新型プリウスの場合はフルモデルチェンが行われた事によって先代モデルよりも、更にスポーティー感やラグジュアリーさが増している点も大きな特徴の1つとなる事から、カスタマイズに力を入れてみたいという方も多いと思いますので、ここでは新型プリウスでおすすめの外装カスタムパーツを紹介していきます。
モデリスタ:NEO ADVANCE STYLE
1つ目の新型プリウスでおすすめの外装カスタマイズパーツは『モデリスタ:NEO ADVANCE STYLE(価格:289,300円~364,100円)』です。
モデリスタとは、新型プリウスを製造・販売するトヨタのカスタマイズブランドとなり、外観のイメージを大きく変化させるエアロパーツやメッキ加飾類などを中心とした、車種専用のカスタムパーツを数多く手掛けています。
この新型プリウスに設定されるNEO ADVANCE STYLEは
- フロントスポイラー
- サイドスカート
- サイドガーニッシュ
- リヤスタイリングキット
と言った4点のメッキ加飾付きエアロパーツセットに加え、フロントグリル部の両サイドにイルミネーションを追加する事のできる『シグネチャーイルミ』をプラスした5点セットの外装カスタマイズパーツです。
新型プリウスの外観は、先代モデルと比較してよりスポーティー感が表現されたフォルムですが、こちらのエアロパーツセットは迫力のあるデザインに加え、標準ボディでは殆ど使用されていないメッキパーツが加飾されている事から、力強さと高級感を大きく向上させる事が可能となります。
特に、新型プリウスの外観デザインはシンプルで無駄が無いと言った意見が多い一方で、どこか物足りなさも感じると言う口コミも挙げられることから、外観のイメージを大きく変化させたカスタマイズを行いたい方におすすめのパーツセットだと言えるでしょう。
価格としては、エアロパーツのみの4点セットで約29万円、イルミネーションを追加した5点セットで約36万円と外装カスタムパーツセットの中では最も高価ですが、その分、外観のデザインを大きく変える事が可能なため、満足度は非常に高いカスタマイズと言えるかも知れません。
モデリスタ:ELEGANT ICE STYLE
2つ目の新型プリウスでおすすめの外装カスタマイズパーツは『モデリスタ:ELEGANT ICE STYLE(価格:209,000円)』です。
こちらのカスタマイズパーツは、先に紹介したモデリスタ製の外装パーツとなり
- フロントスポイラー
- サイドスカート
- リヤスタイリングキット
の3点がセットとなったエアロパーツですが、先述のNEO ADVANCE STYLEパーツと比較すると、メッキやイルミネーションの加飾が抑え目なデザインとなり、どちらかと言うとラグジュアリーさよりもスポーティー志向が強い点も1つ特徴です。
デザイン自体は控え目ながらも、標準ボディ時と比較をするとボディの下部に凹凸が追加され立体感が生まれるほか、主張を抑えたメッキパーツでアクセントが加えられているため、スタイリッシュ感が大きく向上する点は魅力と言えます。
LEDによるイルミネーションやメッキ加飾部分が多いNEO ADVANCE STYLEと比較すると、迫力やラグジュアリー感と言った部分では劣って見えますが、反対に外装パーツの派手さを抑えつつスポーティーなイメージに仕上げたいと言う方にはおすすめのデザインと言えるかも知れません。
気になる価格としては、エアロパーツ3点のセットで約21万円と高価ですが、NEO ADVANCE STYLEと同様に外観のイメージを大きく変える事が可能な点を考えると、こちらも満足度が高いカスタマイズパーツだと言えるでしょう。
モデリスタ:クールシャインキット
3つ目の新型プリウスでおすすめの外装カスタマイズパーツは『モデリスタ:クールシャインキット(価格:78,100円)』です。
クールシャインキットは、先に紹介した『NEO ADVANCE STYLE』や『ELEGANT ICE STYLE』と言ったエアロパーツセットではなく
- ヘッドライトガーニッシュ
- サイドドアガーニッシュ
- ドアハンドルガーニッシュ
のメッキ加飾パーツが3点セットとなっており、標準ボディにアクセント加える事が可能なカスタマイズパーツである点が特徴です。
標準ボディからの大幅なデザイン変化が少ないため、エアロパーツなどの外装カスタマイズパーツと比較すると外観のイメージを大きく変える事はできませんが、ボディ部分にメッキパーツがほとんど採用されない新型プリウスの場合は、十分に存在感のあるパーツになると言えます。
また、メッキタイプのドアハンドルガーニッシュは、上位車種や特別仕様車でも採用される事が多く、ラグジュアリー感を演出する事も可能なため、セットではなく単品での導入も簡易的なカスタマイズを行う場合におすすめです。
価格としては、3箇所(左右セット)のガーニッシュセットで約8万円弱と、他のパーツよりも比較的に費用を抑えて導入できる点も魅力の1つとなっており、元々のボディデザインを活かしつつも、アクセントを加えたカスタマイズを行いたい方におすすめのパーツだと言えるでしょう。
モデリスタ:17インチアルミホールセット
4つ目の新型プリウスでおすすめの外装カスタマイズパーツは『モデリスタ:17インチアルミホイールセット(価格:132,000円)』です。
新型プリウスと言えば、口径が大きいにも関わらず幅が狭いタイヤ・ホイールを採用している点も1つの特徴となり、一般販売向けのGやZグレードでは19インチサイズのタイヤを採用した事が大きな話題となりました。
一般的に自動車のタイヤは、口径が大きいほどタイヤの幅が広く厚みも薄くなり運動性能を向上させると言われていますが、新型プリウスの場合は大口径のタイヤでありながら、空力抵抗を減らすために幅の狭いタイヤが採用されています。
口径の大きなタイヤとホイールは、運動性能と見た目が良いという点ではメリットですが、反対にタイヤ自体の価格が高く季節でタイヤを交換する際は、大きな負担になってしまうデメリットも併せ持っています。
また、新型プリウスの場合は乗り心地や交換コストを考慮する形で、19インチサイズのホイールが標準装着されるグレードについては、17インチサイズにダウンが可能なオプションが設定されています。
しかし、こちらの17インチサイズのオプション品ホイールはスチール製+樹脂キャップとなる事から、重量も重く外観も損ねてしまうため先進的なデザインに生まれ変わった新型プリウスにとっては大きなデメリットになってしまうのです。
これらの点を補う目的として、17インチアルミホールセットは外観デザインを損なうことなくタイヤの交換コストも抑えられる事から、価格は約13万円と高価ですがおすすめのカスタマイズパーツとして挙げられますので覚えておくと良いでしょう。
GRパーツ:GRパフォーマンスパッケージ
最後の新型プリウスでおすすめの外装カスタマイズパーツは『GRパーツ:GRパフォーマンスパッケージ(価格:264,000円)』です。
GRパーツとは、もともとTRDと言う名称でトヨタ車のカスタムパーツを販売していたブランドとなり、昨今ではトヨタ・ヤリスや86など各モデルをスポーツタイプにカスタムしたグレードにもパーツを提供しています。
このGRパフォーマンスパッケージは
- GRフロントスポイラー
- GRテールゲートスポイラー
- GRスポーツサイドバイザー
の各種外装カスタマイズパーツが含まれるほか、走行性能の強化として『パフォーマンスダンパーセット』や『ドアスタビライザー』など、合計5点がパックとなったセットとなります。
先に紹介したモデリスタ製エアロパーツセットとはコンセプトが大きく異なり、各種スポイラー類を装着する事で外観デザインの向上はもちろんのこと、空力抵抗の調整が行えるなど、走行性能の向上も重視したカスタマイズパーツとなる点が大きな特徴です。
外装パーツは、LEDによるイルミネーションやメッキ加飾が採用されないためラグジュアリーさはやや欠けてしまいますが、新型プリウスの真骨頂であるスポーツ走行を意識したデザインは、無骨ながらも力強さが表現されていると言えるため、スポーティーさを重視する方におすすめのカスタマイズパーツだと言えるでしょう。
ちなみに、今回おすすめとして紹介してきた各カスタマイズパーツセットは、それぞれ単品としても購入が可能となっていますので、好みや予算に応じて組み合わせていくことをおすすめします。
このように新型プリウスでは、外観のイメージを大きく変化させる事のできる外装カスタマイズパーツが豊富に設定されていますので、目標とするカスタマイズに合わせてオリジナルの1台を造り上げてみて下さい。
新型【プリウス】ボディカラーや外装カスタマイズまとめ
今回は、トヨタ・新型プリウスで設定されるボディカラーやおすすめとなるカスタマイズパーツについて解説をしてきましたが、フルモデルチェンジが行われた新型プリウスでは、現在のところ全部で8種カラーが設定されている事が分かったと思います。
この中8種の中でも新型プリウスの場合は、一般販売向けやKinto専用に加え法人販売向けの各グレードで選択を行う事のできるボディカラーが異なりますので、購入を検討している場合や興味がある際は、前述した色見本を参考にすると良いでしょう。
また、新型プリウスではモデリスタやGRパーツを中心とした外装のおすすめカスタマイズパーツが豊富に設定されており、統一感の観点からセットでの装着がおすすめですが、各パーツとも単品で選択する事も可能ですので。好みなどに応じてオリジナルの1台を造り上げてみて下さい。
Y:アイキャッチ画像 引用:https://bit.ly/3XnHpQ8
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