トヨタ 新型【プリウス】の価格や気になる納期は、どのようになっているのでしょうか。
2023年1月に約7年ぶりのフルモデルチェンジが行われた新型プリウスは、先代モデルと比べ大幅に外観デザインが変更された点や、走行性能の更なる向上など大きな話題となっていますが、モデルチェンジが行われた車種と聞くと、価格や納期が気になる方も多いのではないでしょうか。
特に、昨今の新型車は世界情勢に伴う資材の高騰や感染症の世界的な流行によって車両の販売価格が上がり事に加え、長期的な納車待ちが発生している傾向にありますので、新型プリウスはどれくらいの価格に設定され納期はどれくらいなのか概要を知りたい方は少なくないはずです。
そこで今回は、新型プリウスの車両価格や気になる納期状況の紹介などを中心に、トヨタ 新型【プリウス】と価格や納期について解説をしていきます。
Contents
新型【プリウス】グレードの紹介
トヨタ【プリウス】と言えば、世界で初めての量産型ハイブリッド車となり、発売開始から25年余りが過ぎた現在ではトヨタ車の顔とも言える車種にまで成長し、モデルチェンジの度に乗り換えを行うと言う方も非常に多い点が特徴です。
2023年1月には、歴代モデルの好評を受け5代目となるフルモデルチェンジが行われた新型プリウスですが、歴代のモデルでは価格を抑えたモデルから機能性やラグジュアリーさを兼ね揃えた上級モデルなど、様々グレードが設定される点もプリウスの売りの1つに挙げられます。
そのため、新型モデルではどのようなグレードが設定されているのか興味を持っている方も多いと思いますので、まずは新型プリウスで設定されるグレードを紹介していきます。
フルモデルチェンジが行われた新型プリウスには、現在のところ一般販売向けとなるグレードが3種、法人販売向けのグレードが1種設定されておりそれぞれの特徴を挙げていくと
- 新型プリウス Zグレード
Zグレードは、新型プリウスの中でも現在最も上級なグレードに位置づけられるモデルとなり、外観部分は
- LEDアクセサリーランプ
- フロントロアグリル(ツヤ塗装)
- リヤバンパーロア(ツヤ塗装)
- センターピラーガーニッシュ(ツヤ塗装)
- ホイールアーチモールディング(ツヤ塗装)
内装と機能部分は
- パワーバックドア
- 12.3インチディスプレイオーディオ
- ブラック系とレッド系の内装装飾
- ワイヤレス充電器
- 電動パワーシート
などが専用装備として備わっている点が特徴です。
また、新型プリウスには一般販売向けグレードとして全部で6種のボディカラーが設定されますが、全グレードの中で唯一6種全てを選択できる点もZグレードの特徴として挙げられます。
- 新型プリウス Gグレード
新型プリウスに設定されるGグレードは、一般販売向けのモデルとしてはスタンダードグレードに位置づけられ、Zグレードで採用される19インチアルミホイールやサテンメッキ加飾付きシフトノブ等の装備品は共通していますが、外観部分ではフロントロアグリルやリヤバンパーロア部が、ツヤ無しブラックに変更されます。
加えて内装と機能部分では
- ワイヤレス充電器、電動パワーシート、パワーバックドア、LEDアクセサリーランプは否搭載
- ディスプレイオーディオは8インチサイズ
- 内装装飾はブラック系のみ
が主な装備内容となっており、Zグレードよりも価格が抑えられている点が特徴です。
さらにZグレードでは、設定される全てのボディカラーを選択する事が可能でしたが、Gグレードでは『エモーショナルレッドII』と『ダークブルー』の2色を選択する事ができませんので、注意が必要となります。
- 新型プリウス Uグレード
一般販売向けのグレードとしてプリウスに設定されるUグレードは、トヨタが展開するサブスクリプションサービスであるKINTO Unlimitedのみで選択が可能なグレードとなっており、一般販売向けではあるものの基本的に個人で購入する事はできない点が特徴です。
主な外観の特徴としてはGグレードと同じですが、標準装着されるホイールは17インチのアルミホイール+樹脂キャップとなる点に加え、内装部分ではシフトノブやドアハンドル部分などがメッキではなくブラック加飾に変更されています。
ボディカラーは6色中5種を選択する事が可能ですが、ZやGで選ぶ事のできる『マスタード』は選ぶ事ができないため注意が必要です。
ただし、内装色はブラックを基調としながらも装飾としてブラック系とグレー系の2種が設定されている為、エントリーモデルに近い位置づけではあるものの装備品の選択幅は広い点が特徴だと言えるでしょう。
ちなみに、新型プリウスにはこのほか最も装備内容が簡素化されたXグレードも設定されていますが、こちらは一般販売向けでなく法人向けの車両となり、基本的に個人所有として購入する事はできません。
主な装備内容としては、基本的にUグレードに近いものの
- ホイールは17インチのスチール製
- オーディオレス仕様
- ボディカラーは『スーパーホワイトII』と『シルバーメタリック』のみ
などが挙げられ、最低限の装備内容とする事で車両価格を抑えている点が特徴だと言えるでしょう。
では実際に、フルモデルチェンジが行われた新型プリウスはどれくらいの車両価格に設定されているのでしょうか。
次の項目では、新型プリウスに設定される各グレードの価格と、通常とは異なる購入形態で発生する費用などについて解説をしていきます。
新型【プリウス】価格帯と値引きについて
前述の通り新型プリウスには一般販売向けとなるグレードが3種設定されている事が分かりましたが、昨今の新型車は自動車を生産する上で必要となる資材が高騰している点や、搭載される事故防止システムの技術的な向上に伴い、車両価格が値上げされるケースも珍しくありません。
特に、自動車の購入はマイホームの次に大きな金額の買い物とも言われており、車両価格と共に値引きの金額も気になるため、新型プリウスではどれくらいの価格設定と値引きが期待できるのか、概要を把握しておきたいところです。
では実際に、新型プリウスの車両価格はどれくらいとなっているのでしょうか。
現在、新型プリウスには一般販売向けとしてスタンダードモデルの『G』、プラグシップモデルとなる『Z』、サブスクリプションサービス専用として『U』と、3つのグレードに加え法人向けとして『X』グレードの全4種のグレードが設定されていますが、詳しい価格を見ていくと
新型プリウスの価格 | ||
グレード | 価格 | |
駆動方式 | 2WD(FF) | E-Four |
G | 3,200,000円 | 3,420,000円 |
Z | 3,700,000円 | 3,920,000円 |
U | 2,990,000円 | 3,210,000円 |
X | 2,750,000円 | 2,780,000円 |
となっており、一般販売向けとなるグレードは概ね300万円台前半~後半、法人向けグレードは200万円台後半が新型プリウスの価格帯となります。
これを、先代モデルとなる4代目プリウス最終型の同等グレード同士で価格と比較してみると
先代4代目プリウスの価格 | ||
グレード | 価格 | |
駆動方式 | 2WD(FF) | E-Four |
E | 約259万円 | 設定無し |
S | 約273万円 | 約292万円 |
A | 約300万円 | 約320万円 |
Aプレミアム | 約330万円 | 約352万円 |
となっており、装備差などがある事から同じレベルで比較することは難しいものの、一般販売向けの中でもスタンダードモデルとなる新型Gと先代Sグレード、プラグシップモデルの新型Zと先代Aプレミアムグレードでは、概ね40~50万円程度新型プリウスの方が高く設定されている事が分かります。
これは、先に触れた通り自動車を生産する上で必要となる資材の高騰や、先進的な事故防止システム等が搭載されている点も影響しており、自動車の進化と共に車両価格も上がっているため値上がりは妥当な範囲と言えるかも知れません。
また、歴代モデルのプリウスにはPHEV(プラグインハイブリッド)モデルもラインナップされていますが、新型モデルにおいてはハイブリッドモデルよりも後となる2023年3月からの発売が予定されています。
このPHEVモデルに関しては、発売前である事からグレード構成や駆動方式などは不明となりますが現段階では、ハイブリッドモデルと同じくフラグシップモデルのZグレードが設定される予定です。
気になる車両価格としては、2WD(FF)のZグレードで460万円となっておりハイブリッドモデルのZグレードと比較すると、90万円ほどPHEVモデルの方が高くなりますが、こちらは国や自治体から概ね50万円程度の補助を受ける事が可能となっていますので、覚えておくと良いでしょう。
ちなみに先代モデルとなる最終型プリウスPHVの価格は、基本の3グレード構成で約338~401万円に設定されていましたので、同等となるプラグシップグレード同士で比較をすると、新型モデルの方が約60万円程度高い設定となりますので覚えておくと良いかも知れません。
これに加え、新車を購入する際は車両のメーカー希望価格からどれだけ値引きが行われるかと言う点も気になるところですが、こちらは購入を行う地域や時期になどにも左右される点が特徴です。
では実際にどれだけの値引きを期待することができるのか気になるところですが、フルモデルチェンジが行われた直後となる2023年2月下旬の段階では車両本体が概ね5~10万円前後、オプション品は選択の数によるものの合計金額の20%程度が値引きの目安となります。
ただし、新型プリウスの場合はモデルチェンジ直後と言う事も重なり、現在は殆どのケースで5万円前後が車両本体の平均的な値引き額となっており、暫くの間は大幅な値引きを期待することが難しいと予想されますので覚えておくと良いでしょう。
KINTOの利用でもっと車を身近に
先述した通り、新型プリウスには全部で4種のグレードが設定されこのうち3種については一般販売向けのグレードである事が分かりましたが、この3グレードの中でも特別な存在として挙げられるのが「U」グレードです。
このUグレードは、新型プリウスに設定される一般販売向けグレードの1つですが、実際にはトヨタが新しい試みとして現在最も力を入れているKINTO Unlimitedと呼ばれるサービス専用のグレードとなる点が特徴です。
KINTO Unlimitedとは、新型プリウスの製造・販売行うトヨタが展開する自動車のサブスクリプション型サービスの名称となり、スマートフォンを中心とした動画配信サービスなどと同じく、月額利用料を支払い期間を決めて自動車を所有する方法となります。
これに加えKINTO Unlimitedは、新型プリウスの販売に合わせて開始された新サービスとなっており、従来型のKINTOでは
- 車両の定額使用料
- メンテナンス費用
- 法定点検費用
- 任意保険料
などが全て含まれた定額サービスだった点に加え、KINTO Unlimitedでは納車後でも一部のメーカーオプション品を装着し車両をアップグレードする事が可能となるなど、車を導入する際の費用を抑えられるだけでは無く、利用状況に応じたアップデートが可能な点も大きな特徴です。
気になるKINTO Unlimitedを利用した際の月額費用は、契約を行うプランや装備品の有無によっても異なりますがUグレードの場合は
KINTO Unlimitedを利用した、新型プリウスUグレードの月額費用例 | |||
プラン/契約年数 | 3年 | 5年 | 7年 |
解約金フリープラン | 22,440円~ | 19,030円~ | 16,610円~ |
※ボーナス払いを165,000円にした場合 | |||
プラン/契約年数 | 3年 | 5年 | 7年 |
初期費用フリープラン | 44,440円~ | 再契約で最長7年まで利用可能 | |
※ボーナス払いは無く、申込金247,940円が必要 |
で新型プリウスに乗ることが可能です。
また、従来型のKINTOでは上記のUグレードを選択する事はできませんが、代わりに一般販売向けとなるGとZグレードを選択する可能となっており、こちらの月額費用を一例として挙げると
KINTOを利用した、新型プリウスG/Zグレードの月額費用例 | |||
プラン/契約年数 | 3年 | 5年 | 7年 |
解約金フリープラン(Gグレード) | 34,210円~ | 29,920円~ | 26,950円~ |
解約金フリープラン(Zグレード) | 40,480円~ | 35,750円~ | 32,450円~ |
※ボーナス払いを165,000円にした場合 | |||
プラン/契約年数 | 3年 | 5年 | 7年 |
初期費用フリープラン(Gグレード) | 54,890円~ | 再契約で最長7年まで利用可能 | |
初期費用フリープラン(Zグレード) | 60,390円~ | 〃 | |
※ボーナス払いは無く、別途申込金(G)307,230円、(Z)341,220円が必要 |
となり、初期費用やメンテナンスコストが抑えられる点は大きな魅力です
ただし、各種KINTOのサービスでは
- ボディに穴開けなどの作業が必要となる、エアロパーツ等は装着ができない
- 任意保険はKINTO専用
- 1ヶ月あたりの走行距離が1,500km以下
などの制約もあり、現金やローンでの購入と比べると自由度が狭まってしまうデメリットも存在しますが、反対にメンテナンスや法定点検などで大きな費用を用意する必要が無く、導入費を抑え定額で乗り続けることができるKINTOは、新しい自動車の所有方法だと言えるでしょう。
このようにフルモデルチェンジが行われた新型プリウスの車両価格は、生産に必要な資材の高騰や先進的な装備品が搭載されるなどの観点から、先代モデルと比べ概ね40~50万円程度高い価格に設定され値引きも渋めですが、KINTOを利用する事で導入費用を抑えることも可能ですので、乗り換え購入を検討している際の参考にして下さい。
新型【プリウス】気になる納期はどのくらい?
新型プリウスの車両価格は一般販売向けとなるグレードで概ね300万円台前半~後半に設定されている事が分かりましたが、モデルチェンジ直後の車種と言うと価格と同様に納期が気になると言う方も多いのではないでしょうか。
特に、昨今では同じくトヨタから販売されるカローラクロスやアルファード等多くの車種で納期が1年を超え、モデルチェンジや年次改良の影響から受注が一時的に停止されるなど、納期遅れが深刻化しているケースも珍しくありません。
納期の遅れは主に、新型コロナウイルスの感染拡大によって海外からの部品調達不足や遅れが生じている点に加え、半導体の供給不足や輸送に必要なコンテナ不足など様々な要因が重なっているのが現状ですので、新型プリウスへの乗り換えや購入を検討している場合は前以て納期の状況を把握していきたいところです。
では実際に、フルモデルチェンジが行われた新型プリウスにおける現在の納期は、どのような状況となっているのでしょうか。
これは、購入を行う店舗や地域などによっても差があるため全てのケースに当てはまる訳ではありませんが、フルモデルチェンジ直後となる2023年1月下旬の段階では、既に早い場合で1年半程度が新型プリウスにおける現在の納期状況です。
前の項目でも触れた通り、新型プリウスは2023年1月にフルモデルチェンジが正式発表されましたが、実は2022年12月下旬から一部の販売店では事前予約が始まっており、人気車種のモデルチェンジと言う事も重なって、多くの予約が行われたと言われています。
次に新型プリウスの1ヶ月に生産が可能な月販目標台数ですが、こちらは4,300台に設定されており、台数としては一時的な受注停止が行われたカローラクロスの4,100台ほぼ同じとなる事から、トヨタ自動車全体としても決して少ない数ではありません。
ところが、一部の販売店では先行予約が始まった1週間でその店舗に割り当てられる1年分のオーダー数に達したところもあり、その数は大凡2,000台程度となっており今後の状況次第では、納期が2年程度またはグレードによって受注が一時的に停止となる事も予想されています。
また、新型プリウスの中でもPHEVモデルはハイブリッドモデルより後の発売開始が予定されていますが、割り当てられる生産ラインは通常のハイブリッドモデルと比べ1/10程度となる事から、現在は予約の段階ですがこちらも長期的な納車待ちが発生してしまう可能性は高い状況です。
そのため、販売店側でも一時的な受注停止の可能性があるとして早めの予約を奨めていますので、乗り換えや購入を検討している際は販売員に相談することをおすすめします。
余談ですが、納車時に販売店から渡される物と言えば車検証取扱説明書など様々ですが、自動車を乗る際に不可欠な物と言えば鍵を連想する方も多いのではないでしょうか。
昨今の新型プリウスを含む多くの車種は、一昔前の様な物理的な鍵では無く暗号化された鍵と送受信機が一体となったリモコンキーが主流となりますが、実は自動車の納期と同じく世界的な半導体不足による影響もあり、最近では納車時にリモコンキーが1つになったと言う話も話題となりました。
これは、半導体不足によってリモコンキー自体の納期が遅れている点に加え、少しでもリモコンキーに使用される半導体を車両本体に関わるパーツに回すという試みで行われているため、2022年に納車された多くの車はリモコンキーが1つと言うのが現状です。
ただし、リモコンキーが1つと言う状態は納車時から数ヶ月間の限定された期間となり、後に行われる3ヶ月や6ヶ月の販売店点検時に2つ目のリモコンキーが渡される仕組みとなる事から、リモコンキー自体の数が少なくなった訳ではありませんのでご安心ください。
KINTOは納期の面でも有利?
先述の通りフルモデルチェンジが行われた新型プリウスの納期は、受注が集中している影響もあり現在は早い場合で1年半程度の納期となる事が分かりましたが、昨今では納期遅れが発生しやすい状況とは言え、もう少し納期を早める事はできないかと考えている方も多いのではないでしょうか。
自動車の納期は人気のグレードやボディカラーに加えオプション品の有無によってもバラツキがありますが、基本的には正式な発注を行った順番で車両が生産されていくため、残念ながら個人や販売店側で納期を早める手段はありません。
確かに、新型プリウスの様に人気が高く受注数が多い車種の場合は、何らかの理由で購入者の手に渡らなかったキャンセル車を狙うと言う手段も有効的ですが、既に1年以上の納車待ち状況となっている現在では、この方法でも車両が割り当てられる可能性は低いのが現状です。
では他に方法が無いのかと落胆してしまいがちですが、実は購入方法を変更するだけで大幅に納期を短縮させる事が、新型プリウスでは可能です。
前の項目でも触れた通り、新型プリウスを含む多くのトヨタ車はKINTOと呼ばれる自動車のサブスクリプションサービスを利用することで、導入時の費用やメンテナンスコストを抑えることが可能となりますが、このKINTOは納期の面でも大きな恩恵を受ける事ができます。
じつは、トヨタが展開を行うサブスクリプションサービスのKINTOは、サービスの充実と拡大を主な目的としてKINTO専用の生産ラインが設けられており、人気が高く通常購入では長期的な納車待ちが発生する車種でも、短時間での納車が可能となっているのです。
前述の通り、新型プリウスには一般購入者向けとして3種グレードが設定され、この中でもUグレードはKINTO Unlimitedのみで選択が可能となっていますが、詳しい納期の状況を見てみると他のグレードは通常購入が1年半程度であるのに対し、KINTO Unlimitedは1ヶ月半~2ヶ月と大幅に短い事が分かります。
ただUグレードは、専用の生産ラインが確保されたKINTO Unlimitedのみで選択できるグレードであるため、受注数次第では納期が早くて当たり前と感じる方もいらっしゃるともいます。
では、従来型のKINTOで選択可能なGやZグレードの納期を見てみると、こちらはUグレード程短期間という訳ではないものの、両グレードとも概ね9ヶ月程度が納期の目安となる事から、通常購入の納期が1年半程度である事を考慮すると、KINTOは十分に納期短縮の恩恵を受けることができると言う訳です。
もちろん前の項目でも紹介した通り、KINTOを利用した場合は外装パーツの後付けなど一部で使用に対する制限はありますが、これだけ大幅に納期を短縮できる点は大きな魅力だと言えますので、少しでも早く新型プリウスに乗りたいという方はKINTOの利用も視野に入れてみると良いでしょう。
このように新型プリウスの納期は、モデルチェンジの集中的な受注の増加も重なり今後も暫くの間は、1年前後の納車待ち状況が続くと予想されますので1つの参考にしてみて下さい。
新型【プリウス】価格や納期のまとめ
今回は、新型プリウスに設定されるグレードや価格帯に加え現在の納期などについて解説をしてきましたが、フルモデルチェンジが行われた新型プリウスには、現在4種のグレードが設定され標準装備品や購入形態が異なる事が分かったと思います。
また、価格としては一般販売向けのグレードで概ね300万円台前半~後半、法人向けグレードは200万円台後半に設定されており、機能面などが向上している事から先代モデルと比較すると、同等グレード同士では約40~50万円程度新型モデルの方が高く設定されている点も特徴です。
ただし新型プリウスではKINTOと呼ばれるサブスクリプションサービスを利用することで、現金やローンなどでの購入よりも費用を抑えて車両を手に入れる事も可能となっているため、新しい購入形態の1つとして覚えておくことをおすすめします。
気になる納期に関しては、販売開始直後の時点で概ね1年~1年半程度が1つの目安となっており、今後は最長で2年程度に伸びる可能性も示唆されていますが、KINTOの場合は専用の生産ラインが確保される事で大幅に納期を短縮させる事ができますので、購入や乗り換えを検討している際の参考にしてみて下さい。
Y:アイキャッチ画像 引用:https://bit.ly/3I2oFit
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