【トヨタ プリウス】プリウスαとの比較。どっちがいいの?

プリウスを検討していると気になるのが室内空間と荷室の容量

空力特性を高めるための特徴的なクーペスタイル5ドアハッチバックのデザインから後席のヘッドクリアランスと荷室の高さに制約が生まれてしまっています。

軽自動車や5ナンバークラスのコンパクトカーやセダンから乗り換える人にとってプリウスは充分な広さがあると感じるでしょう。

しかしフル乗車の機会が多く、もっと広さが欲しいという方にとってプリウスのサイズは中途半端に思えるでしょう。

そこで注目したいのはプリウスファミリーとして用意されているステーションワゴン/ミニバンの「プリウスα」です。

ここではプリウスと比較しながらプリウスαについて紹介していきます。

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【トヨタ プリウス】 VS【プリウスα】価格について

引用:https://news.kakaku.com/prdnews/cd=kuruma/ctcd=7010/id=69575/?lid=k_prdnews

プリウスα先代プリウス(3代目)をベースとしたステーションワゴン/ミニバンです。

2列シート5人乗りのステーションワゴンタイプ3列シート7人乗りのミニバンタイプ2種類が用意されています。

エクステリアデザインは2011年の発売時には先代プリウスと同系統のデザインでしたが2014年のマイナーチェンジで「ヴィッツ」等に採用された最新のトヨタデザインを取り入れたデザインに変更され、世界初となる「Bi-Beam(バイビーム)LEDヘッドランプ」が一部グレードに採用されました。

○前期型

引用:https://autoc-one.jp/toyota/prius_alpha/special-756228/

また2017年には衝突回避支援パッケージ「Totota Safety Sense P」が全車標準装備とされるなど現行プリウスに劣らない車として進化しています。

○プリウスα グレード一覧

グレード 乗車定員 メーカー希望小売価格
ツーリングセレクション 5人乗り 3,259,440円
7人乗り 3,465,720円
5人乗り 3,054,240円
7人乗り 3,259,440円
ツーリングセレクション・GR SPORT 5人乗り 3,351,240円
7人乗り 3,556,440円
ツーリングセレクション 5人乗り 3,017,520円
7人乗り 3,222,720円
5人乗り 2,708,640円
7人乗り 2,914,920円
Lセレクション 5人乗り 2,565,000円

同一グレードで比較すると5人乗りと7人乗り約20万円の差があります。

これはシート数の違いの他に走行用バッテリー5人乗りではニッケル水素電池7人乗りではリチウムイオン電池という差が要因となります。

5人乗り仕様では荷室下に収納されている走行用バッテリー7人乗り仕様では3列目シートを搭載するためにフロントシートコンソールボックス下に移動させてコンパクトに収まるように小型軽量なリチウムイオン電池を採用しています。

引用:https://toyota.jp/priusalpha/performance/hv_system/

このため車両重量は7人乗り仕様で+10kg増に収まっており前後の重心バランスに大きな差が無い状態でカタログ燃費は両仕様とも同一の26.2km/L(JC08モード)となっています。

○プリウス グレード一覧

グレード 駆動方式 メーカー希望小売価格
Aプレミアム ツーリングセレクション 2WD 3,199,745円
E-Four 3,394,145円
2WD 3,107,455円
E-Four 3,301,855円
ツーリングセレクション 2WD 2,926,800円
E-Four 3,121,200円
2WD 2,777,563円
E-Four 2,971,963円
ツーリングセレクション 2WD 2,628,327円
E-Four 2,822,727円
2WD 2,479,091円
E-Four 2,673,491円
2WD 2,429,018円

プリウスとの比較していくと最廉価グレードであるプリウス【E】プリウスα【S“Lセレクション”】との比較では

プリウス【E】 2,429,018円
プリウスα【S“Lセレクション”】 2,565,000円

約14万円の差となります。

しかし、実際にはプリウス【E】ではメーカーオプション(税込8.6万円)となっている「Toyota Safety Sense P」がプリウスαでは全車標準装備である事、ヘッドライトがBi-Beam LEDハロゲンランプの違いがあるなど装備面での差があり単純比較は難しいです。

比較的仕様が近いプリウス【S“ツーリングセレクション”】+「Toyota Safety Sense P」プリウスα【S“ツーリングセレクション”】(5人乗り)と比較してみます。

プリウス【S“ツーリングセレクション”】 2,628,327円
+ Toyota Safety Sense P  86,400円
2,714,727円
プリウスα【S“ツーリングセレクション”】(5人乗り) 3,017,520円

価格差は30万円程度まで広がります。

プリウスαのステアリングホイールが本革巻きであり、Bi-Beam LEDが標準装備のプリウスと比較して割高となっているなど価格上昇の要因はいくつかあります。

新世代シャシー「TNGA」最新型のハイブリッドシステムを採用する事を踏まえるとプリウスが割安であるといえるでしょう。

一番高額となるグレードとしてプリウスには無いスポーツグレード、『GR SPORT』が設定されています。

引用:https://toyota.jp/priusalpha/grade/gr_sport/

専用の内外装足回り剛性アップパーツが装着され家族で楽しめるスポーティーワゴンとなっています。

引用:https://toyota.jp/priusalpha/grade/gr_sport/

ディーラーオプションや他社カスタマイズパーツを揃えていく事を考えるとかなりのお買い得な内容となっています。

トヨタ純正のカスタマイズカーといえる『GR SPORT』。

『GR SPORT』のためだけにプリウスαを選ぶのもアリだと思います。

「プリウス PHV」には設定されているだけにプリウスにも『GR』モデルを投入してほしいものです。

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【プリウス】 VS【プリウスα】大きさってどんな感じ?

プリウスとはどの程度大きさが異なるのか、表と図にて比較していきます。

○外寸

プリウス プリウスα
全長 (mm) 4,540 4,630-4,645
全幅 (mm) 1,760 1,775
全高 (mm) 1,470 1,575
ホイールベース (mm) 2,700 2,780
車両重量 (kg) 1,310~1,390 1,450~1,480

○内寸

プリウス
プリウスα
5人乗り 7人乗り
(3列目格納時)
7人乗り
(フル乗車時)
室内長 (mm) 2,110 1,910~2,000 2,690
室内幅 (mm) 1,490 1,520
室内高 (mm) 1,195 1,220
荷室長 (mm) 890 985 375
荷室幅 (mm) 1,390 1,580
荷室高 (mm) 715 810 775 730
荷室容量 (L) 502 535~800 470~735 165~200
最大荷室容量 (L) 1,558 1,760 1,730

○側面図・上面図(前輪位置合わせ 赤線がプリウス

プリウスαは3列シート対応のため先代プリウスより一回り大きく、現行プリウスと比較するとわずかに大きくなっておりホイールベースを80mm延長することで3列シートのスペースを確保しています。

着座位置も「TNGA」の採用で着座位置が低くなったプリウスと比較して高い位置となります。

そして側面図で比較するとよくわかりますが2列目のヘッドクリアランスがプリウスよりも広くなっています。

ボディ形状が大きく異なる「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」(全長4,695mm、全幅1,695mm、全高1,825mm)と比較すると全長は50~65mm短く、全高が200mm以上低い事から重心も低くなっており、運転感覚はプリウスに近く車高の高いトールミニバンよりも運転しやすいでしょう。

全高が低い影響で3列目シートのヘッドクリアランスはプリウスの後席と変わりない余裕の無さで175cm以上の方が座るのは厳しい、というデメリットがあります。

そして全高が低いとはいえ1,550mmまでの制限がある機械式立体駐車場へは入庫できないという制約があります。

この辺りは「カローラフィールダー」や「スバル レヴォーグ」などのセダンベースのステーションワゴンと比較すると不便な点ですが、その分座席ポジションが高くて視界が良好というメリットがあります。

全幅1,775mmというサイズはプリウスよりも15mm幅が広くなっています。

室内幅が1,490mm→1,520mmと30mm拡張されておりヘッドクリアランスのみならず後部座席幅にゆとりがあります。

また2列目シートにはリクライニング機構が備わり、プリウスやライバルのワゴンには無い使い勝手が魅力的です。

しかしシートの厚みなどはプリウスと比較すると薄くなっており、座り心地はプリウスの方が上です。

室内長に関してはプリウスが先代の1,905mmよりも205mmも拡張された事でプリウスαの5人乗車時よりも110mm長くなっておりセカンドシートの足元スペースはプリウスの方が余裕があるようです。

荷室容量は5人乗り仕様535Lとプリウスより広くなっており、天井面まで積む場合には800Lという大容量を確保しています。

引用:https://toyota.jp/priusalpha/interior/indoor_space/

プリウスでは現実的ではない5人乗車でのロングドライブ4人分のゴルフバッグや他荷物を搭載してのゴルフなどの荷物の多いレジャーを楽々熟すことが出来ます

7人乗り仕様では165~200Lと僅かな荷室スペースしか無いため用途は限定されてしまいます。

引用:https://toyota.jp/priusalpha/interior/indoor_space/

それでも普段は3列目シートを畳んで5人乗りワゴンとして利用し、いざという時には3列目シートを使う、という使い方も出来るなどプリウスには無い魅力が備わっています。

プリウスよりもワゴンに近い形状を生かし、2列目シートも畳んだ状態での荷室容量は1,730~1,760Lとプリウスよりも約200L広く、プリウス以上に荷物を積載出来ます。

フロントシートと2列目シートの片側を倒した状態最大1,830mmの長さを確保出来るのでスキー板やサーフィンボードを積載することも可能で、2列目・3列目の片側のみ乗車する形ならばスキーやマリンスポーツに活用することも出来ます。

引用:https://toyota.jp/priusalpha/interior/indoor_space/

またミニバンらしくフロントシートを水平にリクライニングさせて2列目シート座面と繋げることが出来、リラックスモードにして休憩スペースを作り出せるなど多彩なシートアレンジも魅力的です。

引用:https://toyota.jp/priusalpha/interior/indoor_space/

プリウスでは制約の多い車中泊も楽々です。

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【プリウス】VS【プリウスα】燃費の違いについて

引用:https://toyota.jp/priusalpha/performance/hv_system/

プリウス新開発ハイブリッドシステムの採用や、新世代シャシー「TNGA」とデザインの見直しによる空力性能の向上など、トヨタ最新の技術が投入され40.8km/L(JC08モード・【E】グレード)という、先代の32.6km/Lよりも格段に燃費が向上しています。

プリウスαは先代ベースである上に7人乗りまで対応する拡張したボディにもかかわらず、26.2km/Lというカタログ燃費(JC08モード)となっています。

実燃費で比較すると

プリウス プリウスα
カタログ燃費
(JC08モード)
37.2~40.8km/L 26.2km/L
一般道 20~28km/L 16~18km/L
高速道 28~30km/L 22~24km/L
平均 22~26km/L 18~20 km/L

プリウスαの場合、7人乗り仕様でフル乗車した場合は落ち込んでくると思われますが「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」などと比べて3列目シートを使う機会は少ないと思いますので大凡20km/Lくらいだと思っておけば良いでしょう。

プリウスと比較すれば劣って見えてしまうプリウスαの燃費ですが、燃費性能の高いプリウスと比較するから劣って見えるだけでけっして燃費性能が劣っているわけではありません。

プリウスαと似通ったコンセプトで寸法が近い「ホンダ ジェイド ハイブリッド」と比較してみます。

カタログ燃費 排気量
プリウスα 26.2km/L 1.8L
ジェイドHV 24.2km/L 1.5L

排気量とハイブリッドシステムが異なるなどの差はありますが、同クラスのステーションワゴンとして比較するとプリウスαがまだまだライバルを寄せ付けない燃費性能を持っているのがお分かりいただけると思います。

発売開始から7年が経過した古い車種ではありますが、燃費性能や先代プリウス譲りの足回りなど新型車に劣らぬ性能を有しており、プリウス」というブランドネームを掲げるに相応しい車であると思います。

リアドアがスイングドア(ヒンジ式ドア)であり室内高が低いなど今の売れ筋であるミニバンと比較すれば3列目シートの乗り降りが不便なプリウスαよりもスライドドアを採用する「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」などの車高の高いトールミニバンの方が魅力的に映るでしょう。

しかし燃費性能プリウス譲りの走行性能などトールミニバンと比較して優位な点が数多くあります。

5人乗り仕様はプリウスのワゴン仕様として満足のいく燃費性能とプリウスよりも使い勝手が高い室内スペースと荷室スペースという美点を兼ね備えています。

現行プリウスをベースにした後継モデルとしては、先日パリモーターショーにて発表された「カローラワゴン」のHV仕様が実質的に5人乗り仕様の後継車となり、7人乗り仕様「日産 エクストレイル」「マツダ CX-8」「ホンダ CR-V」などがライバルとなる3列シート版「CH-R」といえるモデルが後継車として開発中のようです。

「ワゴン/ミニバン版プリウス」を入手出来るのはだけ、かもしれません。

現行プリウスと比較すると劣る面がありますが、プリウスよりも幅広い用途で使えるという魅力は捨てがたいクルマで「他とは違うプリウス」という個性を優先させてプリウスαを選ぶのも良いと思います。

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